クリスマス飾り、プレゼピオ。
[2018.12.13]
ポルトガルの12月と言えば、もちろんクリスマス。他のヨーロッパの国々と比べると派手さはありませんが、ポルトガル人にとって1年で一番大事な時期であることには変わりません。
2年前くらいのポルトのクリスマスイルミネーション。落ち着いたブルーのライト。
テーブルにはクリスマスのお菓子がずらり。
ポルトガルのお家では最近はクリスマスツリーを飾ることも多いですが、伝統的には「プレゼピオ(Presépio)」というお人形が飾られます。
基本のプレゼピオ。
ポルトガルをはじめカトリックの国では、このプレゼピオは今でもクリスマスの時期に飾られます。もともとは、1223年に聖フランシスコによって作られた粘土人形が起源と言われています。その時は、イエスの誕生話を民に伝えるため、また教会のない土地で説明するために使用したそうです。そのため、当時はイエスとマリア、ヨセフ、ベツレヘムへ向かった時に乗っていたロバ、牛だけが登場人物でした。その後、中世では大聖堂や教会、修道院などにも広がり、登場人物や建物のバリエーションが増えていきます。16世紀頃になると、イエスのゆりかごも作られるようになったようです。
イエス誕生の様子は必ず飾られます。
天使もいます。
ショッピングセンターなど人が集まるところには大きなプレゼピオが飾られています。細工が凝っていたり、イルミネーションが点灯したり、と見所たっぷりで楽しませてくれます。
ブラガのショッピングセンターには階段を利用してプレゼピオが飾られていました。
リスボンのロシオ広場に座っていたサンタクロース。このマーケットはドイツや中央ヨーロッパ風です。
著者プロフィール
19歳の時にポルトガルに出会いすっかり虜になる。大学卒業後、日本で貿易実務、ロジスティクス、マーケティングの経験を積むが、日本とポルトガルをビジネスで繋ぎたいという気持ちが大きくなり渡ポすることを決意。ポルトガルに1年半留学しMBAを取得。在学中、現地企業やビジネスパーソンとの幅広いコネクションを築く。
現在はポルトガルジュエリーのブランド「フィリグラーナ・コン・アモール(Filigrana com Amor)」を立ち上げ、インポーターとして活動。日本とポルトガルを行き来しながら両国の情報を発信し、人・ビジネス間の交流が活発化するよう邁進中。
Web: http://www.shop.filigranacomamor.com/
www.eleuteriojewels.com
E-mail:s.kiriyama@worldfiligranakk.com
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