ポルトガルワインと輸入食材　メルカード・ポルトガル

[ワイン名] モンテ・ミアオン・ヴィーニャ・ダ・カンティーナ （バガ） Monte Meao Vinha da Cantina
[生産者] キンタ・ド・ヴァレ・ミアオン　Quinta do Vale Meao
[地域] ドウロ地方　Douro
[産地] ドウロDOC
[内容量] 750ml
[ブドウ品種] バガ（ティンタ・ダ・バイラーダ）100％

[テイスティングノート]
バガ100％使用。明るい色合い。森林や野生の果実を思わすアロマ、さわやかさと生命力あふれる味わい。口の中で味わいが何層にも広がり、樽熟成による複雑味がエレガントに溶け合う。やわらかく、長い余韻。

甘口　■■■■■　辛口
軽め　■■■■■　重め

[醸造]葡萄のエキスをソフトに抽出するため、除梗せず、部分的にプレス。タンクを密閉せずに醗酵。マセラサオン（醸し）は10日間のみ行う。500Lの旧樽で16カ月間熟成。

[ワイナリーと畑] ドウロ川上流地方。ドウロ川のうねりに沿って、合計104ヘクタールに及ぶ畑が、土壌（シスト、花崗岩、沖積層土壌）とぶどう品種ごとに、細かく区分けされています。畑の向きや標高の違いによる多様なテロワールに恵まれています。 「ヴィーニャ・ダ・カンティーナ」は、バガ（ティンタ・ダ・バイラーダ）100%の花崗岩土壌の畑です。

[醸造家] フランシスコ・オラザバル

[受賞歴]
■2018Vintage
ワインエンスージアスト 93点
ワイン＆スピリッツ 90点
■2017Vintage
ワインエンスージアスト 92点
ポルトガル専門誌 Grandes Escolhas 2020　17.5 点(20点満点)
■2016Vintage
ワインエンスージアスト 91点
■醸造家のフランシスコ・オラザバルは、2011年、ポルトガルワイン専門誌Revista de Vinhosが選ぶワイン・メーカー・オブ・ザイヤーを受賞。

[輸入元] 株式会社メルカード・ポルトガル

淡い色合いとソフトで上品な味わい
モンテ・ミアオン・ ヴィーニャ・ダ・カンティーナ （バガ） 750ml
Monte Meao Vinha da Cantina

明るい色合い 森林や野生の果実を思わすアロマ さわやかさと生命力あふれる味わい
口の中で味わいが何層にも広がり 樽熟成による複雑味がエレガントに溶け合う やわらかく、長い余韻

店長ヒロノのおすすめコメント!! 世界のトップ100ワインで4位になったことのある、ポルトガルの名門中の名門ワイナリー「キンタ・ド・ヴァレ・ミアオン」。もともと、ドウロ川のうねりに沿って開拓されたブドウ畑が、標高や畑の向き、土壌によって多様なテロワールに恵まれているのが特徴のワイナリー。 「モンテ・ミアオン」は、細かく区分けされた畑のブドウを活かし、ブレンドせずにボトリングした単一畑シリーズ。 「モンテ・ミアオン・ヴィーニャ・ダ・カンティーナ」は、カンティーナ畑で収穫したティンタ・ダ・バイラーダ（バガ）を100％使用。花崗岩土壌。畑の入り口にある小さな建物が「カンティーナ」と呼ばれ、昔はここで畑の労働者たちに食料品などを販売していたそうです。 モンテ・ミアオンシリーズの中で、一番アルコール度数が低く、ソフトで上品な味わい。淡いルビー色。ピノ・ノワールがお好きな方にぜひおすすめしたい1本です。

【2018年ヴィンテージ】
■ワインエンスージアスト 93点
■ワイン＆スピリッツ 90点

【2017年ヴィンテージ】
■ワインエンスージアスト 92点
■ポルトガル専門誌 Grandes Escolhas 2020　17.5点(20点満点)

【2016年ヴィンテージ】
■ワインエンスージアスト 91点

【モンテ・ミアオン・シリーズ】
ドウロ川のうねりによるテロワールの多様性 × そこから生まれる単一畑のブドウの個性

モンテ・ミアオン・シリーズは ワイナリーが所有する23個の畑の中から 単一の畑で収穫したぶどうを使用しています

●モンテ・ミアオン・ヴィーニャ・ダ・カンティーナ は この区画の単一畑のブドウを使用しています。
畑をポルトガル語で「ヴィーニャ Vinha」と言います。
区画の名前「カンティーナ Cantina」からワイン名が付けられました。 ワイナリーの入り口にある花崗岩土壌の畑です。

●専門誌ヴィーニョス・グランデス・エスコーリャス 17.5点獲得（20点満点）
（コメント要約）
比較的明るいルビー色。 アロマティックなハーブや、赤い果物に枯れ葉が付いた様を連想させる香り。チェリー、プラム、木いちごなども感じます。細かなタンニンとジューシーな酸味。全ての要素が揃って、互いを引き立てあいます。
口の中に広がる完璧なストラクチャー。丸く魅力的なボディ。 （アルコール12％）

●バガ（ティンタ・ダ・バイラーダ）100％
バガは主にバイラーダ地方で栽培される品種で、ドウロ地方では、「ティンタ・ダ・バイラーダ」と呼ばれています。栽培が難しいことで知られており、収穫期の9月の雨で腐敗しやすかったり、葉が多く畑で摘葉作業が必要だったりしますが、上手に扱えば、素晴らしいワインを造ることができます。
バガで作られたワインは深い色を持ち、タンニンが強く酸度の高いワインとなります。ベリーやプラムの風味と、コーヒーや干し草、タバコ、煙の微かな香りを伴います。

●ラベルに描かれている畑 「ヴィーニャ・ダ・カンティーナ」のブドウを使用
ヴィーニャ・ダ・カンティーナは、入口に「カンティーナ」と呼ばれる小さな建物があり、かつてはここで畑の労働者たちに食料を販売していたそうです。 2010年、新たにバガ（ティンタ・ダ・バイラーダ）が植えられました。花崗岩土壌のやせた土地でしたが、バガには適しているのではないかと試してみたところ、期待どおりの結果が得られました。この畑ならではのオリジナルなバガを活かし、2013年に初ヴィンテージをボトリングしました。

●除梗せず、部分的にプレス
収穫後、ブドウの葉や枝は丁寧に手作業で取り除かれます。 バガの品種の特徴を最大に引き出すため、除梗はせず、部分的にプレスし、ブドウのエキスをソフトに抽出します。
プレス後は、タンクを密閉せずに醗酵させ、 500Lの旧樽で16カ月間熟成されます。

●川沿いに広がる複雑な地形、 個性が異なる多様な「テロワール」
シスト、花崗岩、砂礫の堆積した沖積層土壌から成る、 104 ヘクタールの自社畑。ブドウの植樹は1887年に遡ります。
川沿いに広がる複雑な地形は、畑の向きや標高の違いにより、 区画ごとに個性が異なり、多様な「テロワール」を表現しています。

ドウロ地方の土壌は、シスト（片岩）土壌または花崗岩がほとんど。
ヴァレ・ミアオンは、それらに加えてドウロ川がうねることによって砂礫の堆積した沖積層もあります。

ユニークなテロワールが形造られ、その土壌の多様性が、ワインに 複雑さをもたらします。
自社畑は合計104ヘクタールほど ですが、区画ごとに分けて、 品種が植えられています。

●300ヘクタールの更地から始まった 由緒正しきワイナリー
キンタ・ド・ヴァレ・ミアオンの歴史は、1877年に ドナ・アントニア・アデライデ・フェレイラ貴婦人が 300ヘクタールの更地をオークションで 取得したことで始まりました。
フェレイラ貴婦人は未開拓のドウロの地で 理想的なブドウ畑を開拓することに一生を捧げた、 伝説的な女性です。

彼女の夢は8年間かけて1895年に叶えられました。
翌1896年に彼女がなくなってからも畑は後継者たちによって、 分けられ、受け継がれています。

今日では、彼女のひ孫のフランシスコ・シャヴィエル・デ・ オラザバル氏（前列左）が所有しています。
彼の息子のフランシスコ・デ・オラザバル氏（前列右）が 醸造責任者、娘のルイーザ氏（後列右）がセールス、 輸出担当としてファミリービジネスを継承しています。

●「伝統」に「最新の醸造技術」を融合
最高峰のワインを造るためのキーワードは、「独自性」と「複雑さ」。 それは、多様性に富んだ唯一無二のテロワールで育てられるブドウに始まり、 醸造、瓶詰まで一貫しています。

●息をのむほど美しいワイナリー
2014年12月、店長ヒロノがワイナリーを訪問しました。 ドウロ川沿いに開拓された段々畑は息をのむほど美しく、素晴らしい醸造設備からはワインづくりに対する情熱が伝わってきました。
世界4位のワインを生み出すワイナリーでありながら素朴な人柄と温かなもてなしで、ファミリーワイナリーならではの温かみを感じました。