ポルトガルワインと輸入食材　メルカード・ポルトガル

[ワイン名] メアンドロ・ブランコ　Meandro Branco
[生産者] キンタ・ド・ヴァレ・ミアオン　Quinta do Vale Meao
[地域] ドウロ地方　Douro
[産地] ドウロDOC
[内容量] 750ml
[ブドウ品種] ラビガート60%、アリント40%

[テイスティングノート]
As a result of the traditional pressing, Meandro displays an intense greenish colour. It shows the vibrant acidity of Arinto combined with the lively fruit of the Rabigato.  The mouth surprises for its density and freshness.

伝統的なプレスに由来し、緑がかったカラー。アリント由来のいきいきとした酸と、ラビガートらしいはつらつとした果実味。それらがブレンドされ、口に含むと濃厚さと爽やかに驚かされます。

甘口　■■■■■　辛口
軽め　■■■■■　重め

[醸造]軽く破砕した後、温度が下がったブドウは伝統的な垂直型プレスでプレス。マストは小さな定温ステンレスタンクに移し醗酵。ぶどうの品種ごとにわけて醗酵。ワインは7カ月間澱の上で寝かせます。

[ワイナリーと畑] アリントの畑は、川のうねりの一番北にあたる沖積土壌のヴィラリサ渓谷にあります。一方、ラビガートは、うねりの一番南の片岩土壌に植えられています。いずれも標高200メートルに植えられていますが、驚くほどの豊かな酸を持っています。
川沿いに広がる複雑な地形は、畑の向きや標高の違いにより、区画ごとに個性が異なり、多様な「テロワール」を表現しています。

[醸造家] フランシスコ・オラザバル

[受賞歴]
■2019Vintage
　Wine Enthusiast 88 Points
■醸造家のフランシスコ・オラザバルは、2011年、ポルトガルワイン専門誌Revista de Vinhosが選ぶワイン・メーカー・オブ・ザイヤーを受賞。

[輸入元] 株式会社メルカード・ポルトガル

名門ワイナリーの生産量の少ない貴重な白ワイン
メアンドロ・ブランコ 750ml
Meandro Branco

店長ヒロノのおすすめコメント!! 世界のトップ100ワインで4位になったことのある、ポルトガルの名門中の名門ワイナリー。 本ワインの造り手キンタ・ド・ヴァレ・ミアオンは、世界のワインランキングに名を連ねるほどの名門ワイナリー。ワイナリーは世界遺産にも認定されたアルト・ドウロ・ワイン生産地域に位置し、ワイン名「メアンドロ」は、畑が広がるドウロ川の「うねり」を意味します。 「メアンドロ」はワイナリーのカジュアルライン。ドウロ地方の伝統的なぶどうラビガートとアリントをブレンドした、地方全体でも生産量の少ない貴重な白ワイン。飲みごたえがありながら果実のフレッシュさも味わえる辛口白ワインです。大ぶりのグラスでゆっくりと味わうのがおすすめです。

■醸造家のフランシスコ・オラザバルは、2011年、ポルトガルワイン専門誌Revista de Vinhosが選ぶワイン・メーカー・オブ・ザイヤーを受賞。

グリーンがかった透明感のあるイエロー。
白い花と新緑のような爽やかさがあり、香りからフレッシュな気分にさせてくれます。 キリっとした酸の爽やかさと　ライムのような果実感も楽しめます。
おおぶりのグラスでゆっくりと味わいたい 長い余韻の上級辛口白ワイン。


●「売り切れ」続出の貴重な白ワイン
2014年、ワイナリー訪問時、ランチの前に暖炉のあるリビングルームに通され、出して頂いたのが「メアンドロ・ブランコ」。 ポルトガルの北部ドウロ地方は乾燥していて、12月は芯から冷えるような寒さを感じました。


暖炉の火を眺めながら軽く冷やした濃厚な辛口白ワインはとても美味しく、「このワインの在庫はないの？」と生産者に聞くと、「残念ながらもうないんだ。少ししか造ってないからすぐなくなっちゃうんだ。次に出来たらね」とのこと。

その後も、タイミングが合わず「売り切れ」続きだったのを、2017年に、3年越しでようやく輸入が実現しました！ 

●ドウロ地方で生産量が少ない白ワイン
もともとドウロ地方は赤に比べると白の生産量が少なく、この生産者も例に違いません。土着品種の葡萄、アリントとラビガートをブレンドした素晴らしい白ワインです。

●ワインに豊かな酸を与える土着品種
川沿いに広がる複雑な地形は、畑の向きや標高の違いにより、区画ごとに個性が異なり、多様な「テロワール」を表現しています。 アリントの畑は、川のうねりの一番北にあたる沖積土壌のヴィラリサ渓谷にあります。一方、ラビガートはうねりの一番南の片岩土壌に植えられています。 いずれも標高200メートルに植えられていますが、驚くほどの豊かな酸を持っています。

●息をのむほど美しいワイナリー
2014年12月、店長ヒロノがワイナリーを訪問しました。
ドウロ川沿いに開拓された段々畑は息をのむほど美しく、素晴らしい醸造設備からはワインづくりに対する情熱が伝わってきました。
世界4位のワインを生み出すワイナリーでありながら素朴な人柄と温かなもてなしで、ファミリーワイナリーならではの温かみを感じました。

●「伝統」に「最新の醸造技術」を融合
最高峰のワインを造るためのキーワードは、「独自性」と「複雑さ」。 それは、多様性に富んだ唯一無二のテロワールで育てられるブドウに始まり、 醸造、瓶詰まで一貫しています。

●ドウロ川のうねりによるテロワールの多様性
ワイナリーを流れるドウロ川は大きくうねり、畑に多様性をもたらしています。シスト（片岩）土壌または花崗岩の土壌に加え、砂礫の堆積した沖積層が畑に多様性をもたらし、複雑な味わいのワインを生み出しています。

●足踏み破砕の伝統を守り続ける
足踏み破砕は、優しくぶどうを圧搾するので、ブドウの美味しいエキスのみを 抽出することができます。しかし、手間、時間、コストがかかるためこれを行うワイナリーは少なく、行った場合でも高級ワインだけ、というところがほとんどです。
キンタ・ド・ヴァレ・ミアオンは高級ワインだけでなく、手軽に飲める カジュアルラインのメアンドロ（赤）でさえも、足踏み破砕を行なっています。

●「バルカ・ヴェーリャ」と「キンタ・ド・ヴァレ・ミアオン」
バルカ・ヴェーリャの初ヴィンテージは1953年。
ドウロ地方において、品質の高いテーブルワイン自体が珍しかった当時、 非常に秀逸な年だけに長い熟成を経て出荷された幻と呼ばれるスペシャルなワインです。
当時、バルカ・ヴェーリャはVinho do Port A A Ferreira社に属していましたが、1987年にポルトガル最大手のワイン・メーカー、ソグラペの傘下となり、 作り手も変わりました。

一方、バルカ・ヴェーリャにブドウを提供していたキンタ・ド・ヴァレ・ミアオンは独自のブランドを立ち上げ、かつてバルカ・ヴェーリャに使われていた最高のブドウを使い、 伝統と革新の両方の技術を取り入れた独自の醸造方法で、新しい伝統を作り始めました。
初ヴィンテージは1999年。初ヴィンテージリリース当初よりポルトガル国内はもちろん、 世界中のワイン専門家の注目を浴び続けています。