可愛い民族衣装がいっぱい!ヴィアナ・ド・カステロの夏祭り
[2018.8.31]
中でもお勧めしたいのが、ポルトガル北部ヴィアナ・ド・カステロのお祭りです。フェスタ・ダ・セニョーラ・ダ・アゴニア(Festas da Senhora d'Agonia)、別名ロマリア祭と呼ばれるこのお祭りは、嘆きの聖母を祭っています。漁師を守り1年の安全を祈願するために始まったとも言われ、毎年8月の中旬に4日間様々なイベントが開催され、屋台や音楽で町が活気にあふれます。特に注目したいのが、可愛い民族衣装を来た大勢の女性が行進する圧巻の行事です。
今年は8月17日にこの大行進があり、これまでの最多参加人数630人以上と聞き、楽しみにしていました。ミーニョの衣装と言えば金線・銀線細工のフィリグラーナが欠かせないので、私にとってはポルトガルのお祭りの中でもとても重要なイベントなのです。
国内でも有名なお祭りなので、朝からテレビ局も取材に来ています
イベントを待つ人たち
太鼓が多いです。
ユニークな巨大人形。
綺麗な刺繍が入ったブラウスやジャケット、スカートにエプロンを身にまとい、その上に眩しいゴールドのジュエリーを身につけて、ゆっくりと行進します。踊りなどはなく、腰に手をあて、1歩ずつ進んでいきます。
一定の距離を保ちながらゆっくり進みます。
今回の行進で皆さんが来ているのはもちろんお祭り用です。
代表的な赤の衣装です。
緑の衣装もとても素敵です。
翌日は、このお祭りで一番大きいパレードが開催されます。そして、その翌日は宗教行進、最終日は聖母像を船に乗せて海に出るユニークな行事があります。嘆きの聖母が行進した道にはお花の絨毯(フラワーカーペット)が作られます。私はこの嘆きの聖母の行進やフラワーカーペットはまだ見たことがないので、いつか見てみたいです。
ヴィアナ・ド・カステロの華やかな夏祭り、いかがでしたか。
夏休みを利用してポルトガルに行かれる際は、是非お立ち寄りください。リスボンから遠いですが、行く価値はありますよ!
それでは、また次回!
著者プロフィール
19歳の時にポルトガルに出会いすっかり虜になる。大学卒業後、日本で貿易実務、ロジスティクス、マーケティングの経験を積むが、日本とポルトガルをビジネスで繋ぎたいという気持ちが大きくなり渡ポすることを決意。ポルトガルに1年半留学しMBAを取得。在学中、現地企業やビジネスパーソンとの幅広いコネクションを築く。
現在はポルトガルジュエリーのブランド「フィリグラーナ・コン・アモール(Filigrana com Amor)」を立ち上げ、インポーターとして活動。日本とポルトガルを行き来しながら両国の情報を発信し、人・ビジネス間の交流が活発化するよう邁進中。
Web: http://www.shop.filigranacomamor.com/
www.eleuteriojewels.com
E-mail:s.kiriyama@worldfiligranakk.com
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