クリスマスのお菓子、ラバナーダス
ポルトガルのクリスマスは、スイーツパラダイス。クリスマスのご馳走もあるけれど、なんと言っても圧巻は、大きなテーブル一杯に並べられたお菓子の数々です。それも一台ではなくて二台も。クリスマスから年明けの一月中旬まで食べ続けるのです。
王冠型のイースト菓子「ボーロ・レイ」や大きなプリンやパン・デ・ロー（カステラ）、ドライフルーツやナッツなども山盛りです。クリスマスは家族と食卓を共にし、甘い幸せをかみしめます。今日は、クリスマスのお菓子の中から「ラバナーダス」をご紹介します。フレンチトーストを油で揚げたものですが、とてもポルトガルらしい作り方をします。カロリーたっぷりですが、そこはクリスマスですから。
材料
| バタール（バゲットでも） | 1本 |
|---|---|
| レモン | 1個 |
| 牛乳 | 2カップ |
| グラニュー糖 | 大さじ3 |
| シナモンスティック | 1本 |
| 卵 | 2個 |
| 揚げ油 | 適量 |
●シナモンシュガー
（下記をよく混ぜる）
グラニュー糖 |
大さじ2 |
|---|---|
| シナモンパウダー | 好きなだけ |
作り方
- レモンは黄色い皮の部分だけむく。鍋に牛乳、グラニュー糖大さじ3、シナモンスティックと共に入れ沸騰寸前まで温める。そのまま冷めるまで置く。
- バタールは2cm厚さの輪切りにする。12枚ほど用意してバットに並べる。１のレモンの皮とシナモンスティックを取り出し、香りのついた牛乳をかける。パンが牛乳を吸収するまで10分ほど置く（途中でひっくり返す）。
- フライパンの高さの1cmくらいまで油を入れて中火で熱する。卵を溶いてパンの両面につけ油で揚げる。途中でひっくり返し両面がきつね色になるまで揚げる。
- 紙にとって油を切る。お皿にのせて１枚ずつシナモンシュガーをかける。
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レシピ提供：丹田いづみ （Tanda Izumi）さん
【プロフィール】
1983年に初めてポルトガルを旅して以来、料理や風土、人に惹かれて度々訪れるようになる。会社勤務のかたわらヨーロッパ、アメリカ、アジアなど各国を旅してその食のイメージを元に料理教室を主宰。
2006年から京都で週末だけのポルトガル料理店「レストランBoaBoca」を開く。2017年、長年暮らした京都を離れ地産地消の徳島に移住。現在はレシピ制作やケータリング、各地で不定期に移動レストランを開いている。
1983年に初めてポルトガルを旅して以来、料理や風土、人に惹かれて度々訪れるようになる。会社勤務のかたわらヨーロッパ、アメリカ、アジアなど各国を旅してその食のイメージを元に料理教室を主宰。
2006年から京都で週末だけのポルトガル料理店「レストランBoaBoca」を開く。2017年、長年暮らした京都を離れ地産地消の徳島に移住。現在はレシピ制作やケータリング、各地で不定期に移動レストランを開いている。
