ポルトガルのチキンスープ ~カンジャ~
ポルトガルの冬は意外と寒くて、毎年多くの人がインフルエンザで入院し大変な事になります。と言うのも、リスボンの真冬の外気は7、8度くらいなのですが、暖房設備が余りないので室内がとても寒いのです。私も秋から春にかけて滞在した事がありますが、天井の高い古い建物、小さな電気ストーブでは全然暖まらなくて寒かったこと。
カンジャは、そんなポルトガルで愛されているお米入りチキンスープです。本来は丸鶏を半身とクローブを刺した玉ねぎを入れてことこと煮て作りますが、日本で作りやすいように鶏手羽先でブイヨンを取りました。風邪をひきそうなとき、風邪をひいている人に食べさせたい優しいスープです。
材料(4人分)
鶏胸肉 |
1枚(260g程度あればよい) |
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鶏手羽先 |
4本 |
玉ねぎ |
1/2個 |
セロリの葉 |
1本分 *にんじん小1/2本を輪切りにしたものでもよい |
米 |
大さじ2 |
クローブ |
3個 |
レモン |
1/2個 |
ミント |
少々 |
小さじ1 |
|
水 |
6カップ |
作り方
- 鍋に水、鶏胸肉と手羽先(さっと洗っておく)、玉ねぎにクローブを刺したもの、セロリの葉を入れて強火にかける。蓋はしない。
- 沸騰したらあくを取り弱火にして30分煮る。鶏胸肉のみ取り出しさらに30分煮てからスープをこす。(約4カップのスープができる)
- 鶏胸肉は皮を取り除き細くさく。2を鍋に入れ米とプレミアムシーソルトを加えて15 分煮る。鶏胸肉を加え味見をして塩を足す(分量外)。
- スープ皿に注いでレモンの輪切りとミントを浮かべる。
料理の仕上げに 旨味たっぷり 塩職人が収穫した塩の花 たっぷり使えるお徳用
プレミアム・シーソルト 500g お徳用 直輸入 ポルトガル産 塩の花 フロール・デ・サル 天日塩 フルールデセル Fleur de sel ミネラル豊富 アルガルヴェ地方 リア・フォルモーザ自然公園 サステイナブル ネクトン NECTON
商品コード:sal-02
販売価格:1,944 円(税込)
付与ポイント:18
海面に浮かぶ塩の結晶だけを丁寧に収穫した貴重品
【プレミアムシーソルト】
塩田の水面に浮かんだ塩の結晶、それがプレミアム・シーソルト。ポルトガル語でフロール・デ・サル(塩の花、の意味)と呼びます。
時間が経つと結晶が大きくなり塩田に沈んでしまう(これがトラディショナル・シーソルトになります)ため、沈む前に専用の道具ですくい取らなければなりません。収穫できる時期が限られている、貴重な「塩の結晶」です。 また、水面に薄く白い膜を張る様子から、ポルトガルでは海のクリーム(ナタ・ド・マル)とも呼ばれ、珍重されています。
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レシピ提供:丹田いづみ (Tanda Izumi)さん
1983年に初めてポルトガルを旅して以来、料理や風土、人に惹かれて度々訪れるようになる。会社勤務のかたわらヨーロッパ、アメリカ、アジアなど各国を旅してその食のイメージを元に料理教室を主宰。
2006年から京都で週末だけのポルトガル料理店「レストランBoaBoca」を開く。2017年、長年暮らした京都を離れ地産地消の徳島に移住。現在はレシピ制作やケータリング、各地で不定期に移動レストランを開いている。