マカオを知っていますか
-お皿の上のポルトガル-

マカオ風シーフードカレー
マカオはポルトガルの最後の植民地、1999年に中国に返還されるまで東アジアの貿易拠点として、日本とも大きなかかわりのあった街でした。香港からジェットフォイルに乗ると1、2時間で行けるのですが、エネルギーのるつぼ、香港とはまた違った顔があります。
ポルトガル人のコロニーとしてだけではなく、広州に住む欧米人の休養地だったマカオには、独特なエキゾチックさとやはりポルトガル的なノスタルジックさがあります。でも、返還前からの変化はすさまじく、大型ホテルやミュージアムの建設、今やラスベガスを抜いた新しいカジノの街になりました。
そんなマカオの中に今も変らず生き続けるマカオ料理というものがあります。これは、マカオのレストランでいただく料理ではなく、ポルトガル人を祖先にもつ"マカイエンセ"と呼ばれる人々の間に伝承されている家庭料理です。
ポルトガルから出発して、アフリカ、インド、インドネシア、中国など様々な地域のスパイスや調理法がミックスしてできた料理。このマカオ風シーフード・カレーの中にもいろいろな国の要素が入っています。材料が多いように見えますが、三種類のメイン素材とあとは香味野菜とスパイスだけですし、煮込まないので短時間で作れます。
材料を鶏肉とジャガイモにかえると、もっと庶民的な味になります。カレー粉は国産を使うと馴染みの味に、インド産のスパイシーなカレー粉を使うと外国の味になります。お皿の上のマカオ、その向こうのポルトガルをお試し下さい。
作り方
- えびは殻をむいて背ワタを取る。イカは内臓を取って皮をむき、幅1cmくらいの輪切りにして足は小さく刻む。ズッキーニも輪切りにする。
- 玉ねぎ、白ねぎ、ニンニク、香菜の茎をみじん切りにする。
- スパイス類を酢で溶いてココナッツミルクに入れてよくまぜる。
- 鍋にオリーブ油を入れて火にかけ、2と赤唐辛子を入れて焦がさないように、野菜が柔らかくなるまで炒める。
- 水と3のココナッツミルクを加えて沸騰したら、火を弱めて1と塩、アーモンドプードルを加えて10分程煮る。
- 器に盛って香菜の葉をのせ、ご飯にかけていただく。
註1:ホタテも加えた方が豪華になりますが、これはなくても作れます。
註2:アーモンド・プードルを入れると、ナッツのコクが加わり、トロミ付けになります。ない場合は入れなくてもだいじょうぶです。
註3:香菜は入れた方が味に深みが出ますが、なくても作れます。
JAS有機認定のポルトガル産オリーブオイル 正規代理店の直輸入品
CARMプレミアム オーガニック エキストラバージン オリーブオイル500ml / 賞味期限2025年10月 / 有機JAS認定 コールドプレス 酸度0.1-0.2% ポルトガル産 原産地呼称 DOPトラズ・オス・モンテス
商品コード:cm-003-24
販売価格:3,672 円(税込)
付与ポイント:34
「プレミアム(PRAEMIUM)」はラテン語でプレミアムの意味。CARM自社畑にて厳選したオリーブ果実を搾ったオリーブオイルです。
毎年秋に収穫されたオリーブを、ペースト状にしたあと、最新鋭の遠心分離器(デカンター・システム)で搾油します。
ノンフィルターのため、沈殿物が沈むのを待ってから瓶詰め、出荷。そのため、新物のリリースは毎年翌年の春以降となっています。
限定生産で、1本1本に通し番号がつきます。
料理の仕上げに 旨味たっぷり 塩職人が収穫した塩の花 たっぷり使えるお徳用
プレミアム・シーソルト 500g お徳用 直輸入 ポルトガル産 塩の花 フロール・デ・サル 天日塩 フルールデセル Fleur de sel ミネラル豊富 アルガルヴェ地方 リア・フォルモーザ自然公園 サステイナブル ネクトン NECTON
商品コード:sal-02
販売価格:1,944 円(税込)
付与ポイント:18
海面に浮かぶ塩の結晶だけを丁寧に収穫した貴重品
【プレミアムシーソルト】
塩田の水面に浮かんだ塩の結晶、それがプレミアム・シーソルト。ポルトガル語でフロール・デ・サル(塩の花、の意味)と呼びます。
時間が経つと結晶が大きくなり塩田に沈んでしまう(これがトラディショナル・シーソルトになります)ため、沈む前に専用の道具ですくい取らなければなりません。収穫できる時期が限られている、貴重な「塩の結晶」です。 また、水面に薄く白い膜を張る様子から、ポルトガルでは海のクリーム(ナタ・ド・マル)とも呼ばれ、珍重されています。
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レシピ提供:丹田いづみ (Tanda Izumi)さん
1983年に初めてポルトガルを旅して以来、料理や風土、人に惹かれて度々訪れるようになる。会社勤務のかたわらヨーロッパ、アメリカ、アジアなど各国を旅してその食のイメージを元に料理教室を主宰。
2006年から京都で週末だけのポルトガル料理店「レストランBoaBoca」を開く。2017年、長年暮らした京都を離れ地産地消の徳島に移住。現在はレシピ制作やケータリング、各地で不定期に移動レストランを開いている。