菜の花のパスタ
―ゆでている間にできる簡単パスタ―
冬の間は、しょっちゅうほうれん草や小松菜をオリーブ油で炒めて食べていました。松の実やクルミを刻んだものといっしょに炒めると、香ばしさと冬野菜の甘みが引き立ち、塩味のシンプルな炒め物が本当においしく感じます。
最近は出盛りの菜の花もよく登場します。こちらは、にんにくや唐辛子の香りをオイルに移して、春野菜の苦味を楽しんでいます。
ポルトガルでも、菜の花は春の野菜。花の部分よりむしろ太い茎を刻んでスープや付け合せのお米といっしょに煮ていました。菜の花とお米、そんなところもポルトガル料理に親しみを感じた由縁です。
このパスタは、ゆでている数分の間に準備して、あとはあえるだけ。菜の花も同じお鍋でゆでて手間を省きます。パスタをゆでるときは、自然塩をたっぷり入れますが、トラディショナル・シーソルトだと、2リットルのお湯に大さじ1と1/2くらい。「パスタにしっかりと塩味をつけて、ソースは薄味に」とイタリアンのシェフから教わりました。
春らしくピンク色のベーコンも加えましたので、塩はほとんど足さなくてもいいくらい。オリーブ油とおしょうゆと粒マスタードをプラスして、オリエンタルなパスタの出来上がりです。
材料(2人分)
スパゲティ | 200g |
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菜の花 | 1パック |
ベーコン(刻む) | 3枚 |
トラディショナル・シーソルト | 大さじ1と1/2 |
オリーブオイル | 大さじ2 |
にんにく | 1かけ |
赤唐辛子 | 1本 |
大さじ2 |
|
しょうゆ | 大さじ1 |
粒マスタード | 小さじ1 |
作り方
- 2リットルのお湯を沸かして塩大さじ1と1/2を加え、スパゲティをゆで始める。
- パスタの鍋に菜の花を入れて、さっとゆでて取り出す。水にとって冷まし、水気を取る。
- フライパンでオリーブ油とにんにく、赤唐辛子を温める。
- ベーコンを加えて炒め、菜の花もさっと炒める。ゆでたてのスパゲティを加えて、全体に油がまわるようにあえる。仕上げにこしょうをふる。
- お皿に盛り付けて、ソースをかける。
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結晶化した塩は、手作業で収穫され、5日間以上太陽の熱で乾燥させます。
塩に残った水分を蒸発させることで、マグネシウムとヨードの成分がさらに凝縮します。
収穫したままの粒の大きな粗粒タイプと、使いやすく細かくした顆粒タイプがあります。
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レシピ提供:丹田いづみ (Tanda Izumi)さん
1983年に初めてポルトガルを旅して以来、料理や風土、人に惹かれて度々訪れるようになる。会社勤務のかたわらヨーロッパ、アメリカ、アジアなど各国を旅してその食のイメージを元に料理教室を主宰。
2006年から京都で週末だけのポルトガル料理店「レストランBoaBoca」を開く。2017年、長年暮らした京都を離れ地産地消の徳島に移住。現在はレシピ制作やケータリング、各地で不定期に移動レストランを開いている。