待望のサンプルがポルトガルから届きました!早速試飲(試食)。4/14、試飲に最適とされる午前11時にしました。(食事の1時間前、少しお腹がすいているくらいが一番感覚が研ぎ澄まされていてよいそうです)このようなテイスティングシートを使って、公平に評価します。私はいつも 国際オリーブオイル委員会(IOOC)のものを使っています。エキストラヴァージンオリーブオイルの品質を決める3要素(フルーティさ、辛味、苦味)がどれくらいか、また、搾油過程の問題に起因する欠点がないか(酸化や腐敗した匂いなど)、嗅覚と味覚を使って公平に判断します。せっかくなので、オリーブオイルのテイスティング方法をかんたんにご紹介します。本来はテイスティング専用のカップを使いますが、なかなか手に入らないので小さな試飲カップで代用しちゃいます。1)オリーブオイルは28度プラスマイナス2度がテイスティングに適しています。手の温度を36.5度で仮定して、試飲コップの内側全体を一度オリーブオイルで湿らすように回してから、両手をで試飲カップを包み込みます。手の中でオリーブオイルの冷たさを感じなくなるまで温めます。2)オリーブオイルの香りを確認。何度も嗅ぐとわからなくなるので、集中してなるべく1,2回で。3)味を確認。オリーブオイルを口の前方に貯め、霧状にして口中に広めます。オリーブオイルをお行儀悪くすする感じです。オイルを口中全体に広めることで、舌先で感じる甘味だけでなく、酸味や、舌の奥で感じる苦味や辛味も確認できます。香りと味わいを分けるのではなく、二つを合わせて、フルーティさ、苦味、辛味がどれだけあるかを評価します。これがワインのテイスティングと大きく違うところです。また、複数のオイルをテイスティングする場合、3分くらい時間を置きます。さて、ボトルの横にリンゴのスライスがあるのにお気づきでしょうか?リンゴをかじるとリンゴの酸味で唾液が分泌されるので、口の中がきれいになるのです。複数のオイルを試飲するのには、合間にこうして口の中に残っていえるオイルをきれいに流すことが必要です。リンゴの代わりにヨーグルトを一口食べてもいいそうです。話をCARMに戻します。私の感想では、プレミアムの第一印象は、芝を思わす青い香り!また、リンゴの芯に似たフルーティな香りや味わいも特徴的で、長く口の中に残ります(余韻が長い)。ポリフェノール成分の豊かさを物語る、辛味と苦味も喉の奥で顕著に感じられます。バランスもよく、オイルとしても完成度が非常に高い素晴らしいブレンドです!生産者のフィリッペは、「CARMがオリーブオイルを作りはじめて以来最高の出来だと思う」と前置きの後、プレミアムについて、「バランスが非常によい。香り(フレグランス)が豊か。口の中でフレーバー(味わい)が弾ける」と語っていました。まさしくその通りです。不作の前年に比べ、今年は雨が多く、オリーブが豊作だったそうです。そのため、ブドウ(ワイン)は大打撃を受けたそうですが、オリーブにとっては素晴らしい年だったのです。グランデ・エスコーリャもプレミアム同様、バランスが良くフルーティでフレッシュな素晴らしいオリーブオイルです。ただ、プレミアムと比較すると、全体的なパワーやオリーブの凝縮感が少しだけ控え目な印象です。(とはいえ、相当レベルの高いオリーブオイルですが!)全体的な味わいのバランスでは、辛味がアクセントになっていると感じました。クラシコは、上記2つに比べると、フルーティさ、苦み、辛味のいずれもかなり控えめですが、オイルとしての欠点はなく、加熱用には十分のお味、品質です。入荷は6月です。早く皆様にお届けしたいです!どうぞどうぞ、楽しみにお待ちください!※左のクラシコはサンプル用のサイズです。実際は2リットルPET入りです。
2014/04/15 22:32 | 未分類 | コメント(0)
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