SAKURAワインアワードは今年で4回めの開催、女性目線で日本の食卓のためにワインを選ぶ、というコンセプトで、審査員はすべて女性です。
このアワードは、審査員がすべて女性という世界でもユニークなワインコンテスト。

なぜ審査員がオール女性??→→その理由は、昨今の日本でワイン購入は女性がカギを握っている。そこで、女性目線でワインを評価することで、日本の食卓に合うワインを提案できる、そんな主旨があるコンテストです。
また、主催のお話によると、コンテスト開催には次の目的もあるそうです。
・日本のワインの一人当たりの年間ワイン消費量を5リットルに引き上げる
・日本時の食文化に合ったワインを提案する
・ワイン業界に従事する女性の活躍の場を広げ、業界におけるさらなるけん引を目指す
エントリーワインも毎年増え、今年は37か国から4212アイテムものワインが出品されました。
とても素晴らしいことだと思います。
審査は5日間にわたり、400名もの審査員が北海道から沖縄まで、全国各地から参加されていました。
私は、泡、白、ロゼ、赤、酒精強化、一日で合わせて48種類のワインと向き合いました。
審査会終了時は、へとへとでしたが、とても良い勉強になりました。
他の女性審査員の方たちとのお話の中でとても嬉しかったことがあります。
15年前からポルトガルのワインと食材を専門にしているを輸入している、と自己紹介したところ、「15年前にポルトガルなんて、とてもいいところに目を付けられましたね。」と、お褒めの言葉を頂戴しました。
以前は、ポルトガルのワインと言っても、ほとんどの方が飲んだことない、または、聞いたことしかない、というお返事がほとんどでした。
それが、ここ数年ポルトガルワインが日本でも知られるようになり、輸入量も増えてきています。
今でもニッチな市場ですが、「ポルトガルワイン」の存在を好意的に思っていただけているという事実が、何より嬉しかったです。
主催者の田辺由美さんが「横のつながりを大切にしてほしい」とおっしゃるように、審査会を通して酒販店、インポーター、ワインスクール、飲食店、など様々なエリアで活躍している女性の方たちとお知り合いになることができてとてもいい刺激になりました。
きらきらと輝く人たちと実際にお会いできることは、自分を鼓舞するのに何より効果的です。
2017年も頑張るぞ!!と身が引き締まる一日でした。