[caption id="attachment_162" align="alignnone" width="800"] えびのエスニック炒め[/caption]
6月は、じめじめと蒸し暑い季節をさわやかに乗り切るハーブを使ったメニューをご紹介します。今回は香菜(パクチー)たっぷりのえび料理です。
私はこのハーブにポルトガルで出合ったのですが、最初はカメ虫のような匂いが苦手でした。でも、慣れるとくせになる味。魚料理が豊富なポルトガルでは非常によく使うハーブです。
ポルトガル語ではコエントロ、地中海原産で葉と茎に独特な香りがありますが、種(コリアンダーシード)は柑橘系のさわやかな香りでスパイスとして用いられます。
ピリッと辛くて酸っぱいえびの炒めものに香菜をトッピンングすると、不思議なくらいアジアの味。香菜の和名はコエンドロ、日本にはポルトガルから伝わったそうです。
材料(4人分)
えび 8尾
新玉ねぎ 1/2個
にんにく 1かけ
赤唐辛子 1本
香菜 数本
オリーブオイル 大さじ3
レモン汁 大さじ1
塩 少々
小麦粉 小さじ1
1.えびはボウルに入れて小麦粉と水、塩少々を入れて軽くもんで汚れを取り水で洗う。殻をむいて背わたを取り水気をふく。
2.新玉ねぎは薄く切ってにんにくはみじん切りにする。
3.フライパンにオリーブオイル、にんにく、赤唐辛子を入れてから中火にかける。香りが出てきたらえびを加えて炒める。
4.塩で味付けしてえびに火が通ったらレモン汁を入れて火を止める。新玉ねぎを加えて混ぜ、すぐにお皿に移して香菜の葉をのせる。
レシピ提供:
丹田いづみ (Tanda Izumi)さん
1983年に初めてポルトガルを旅して以来、料理や風土、人に惹かれて度々訪れるようになる。会社勤務のかたわらヨーロッパ、アジア、アメリカなど20数カ国を旅し、その食のイメージを元に93年より料理教室を主宰。
現在は京都で料理教室を開く一方、食品会社のレシピ制作などを手がける。