ポルトガルのコインブラ近くのブサコ・パレス・ホテルは、ポルトガル最後の国王マヌエル2世が狩猟用として建設した離宮を改装したホテルで、日本からの観光ツアーでも組み込まれるほど有名です。緑豊かなブサコの森の中にある、まるで中世にタイムスリップしたような美しく、情緒のあるホテルです。

まさしく宮殿のようなホテルは、内装、装飾、建築のすべてが美しいのですが、このホテルを語る時に必ず出てくるのが、ホテルのオリジナルワイン。王室のために造られた高貴で特別なワインで、現在も昔ながらの方法で造られているそうです。

ずっと門外不出だったこのワインは、このレストランでいただくか、宿泊して購入するしか味わうことができない、「幻のワイン」でした。

それが、ドウロとポートワインメーカーのニーポートが販売権を獲得したことで、ニーポートの日本代理店である木下インターナショナルさんが赤白60本ずつ輸入。そして、当店も、赤12本、白6本、分けていただきました。

木下インターナショナルさんのバイヤーのＴさんに伺ったところ、「ポルトガルを紹介する文献には必ずと言って良いほど登場するのがこのブサコのワインと、（ポルトガルのペトゥルスとも呼ばれる）バルカ・ヴェーリャです」とのこと。

ただし、「このワインについては謎が多く、ブレンドと瓶詰はホテルの近くのワイナリーで行われていますが、畑やブドウ、醸造については公表されていない」そうです。その神秘性が、ますます人を惹きつけるのかもしれません。

ポルトガル王室のために造られた特別なワイン。赤白何れも、瓶内長期熟成に最適なダン地方およびバイラーダ地方のブドウを使用した特別なワインです。

ニーポートは下記のようにコメントしています。

“Drinking a Bussaco wine is like travelling through time, savouring a glorious wine produced by Alexandre de Almeida, a visionary. All wine lovers should be offered this opportunity at least once in a lifetime.”

（訳）「ブサコワインを飲むことは時空を超えて旅をしているようだ。先見の明のある Alexandre de Almeida氏の素晴らしいワインを味わうこと。全てのワイン愛好家に、一生のうちぜひ一度は飲むチャンスが与えられるべきだ。」

次回入荷予定は未定となっております。少量入荷のため、一家族、お一人様、赤白各1本までとさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。