地熱料理を食す!コジード・ダス・フルナス(Cozido das Furnas)
2016年8月のポルトガル出張記です。
回はポルトガル本土より飛行機で2時間余り、1500キロほど飛び、大西洋に浮かぶアソーレス諸島サンミゲル島を訪れました。
自然が美しい火山島で出会えるのは、温泉、カルデラ湖、放牧された牛、紫陽花、エメラルド色の海!空も真っ青で、とても息を飲むような景色ばかりでした。
格安航空のRyanairでポルトから飛びました
とても牧歌的で、のどかな島。適度に観光客もいて、その良さが外国人を呼び寄せるのが伝わっているのが分かってよかったです。
道路脇には紫陽花が咲き乱れていました。
日本では珍しい色の紫陽花。今回、紫陽花の写真を何枚撮ったことか・・。
放牧された牛はストレスフリー。だから乳肉、牛乳、チーズが美味しいそうです。
青と緑の湖が並ぶラゴア・ダス・セッテ・シダーデス。
火山島であるアソーレス島には、地熱を利用して食材6時間グツグツ煮込んだ煮込み料理 Cozido das Furnas (コジード・ダス・フルナス)があります。
とても有名で、他では食べられないので、行く前からずっと、楽しみにしていました。
あちこちから煙が湯気が沸き上がっています。日本の温泉を思わすにおいも。
コジード(ごった煮)とは、地中に、具材が入った鍋を入れて、地熱を利用して調理した煮込み料理です。
中身は、鶏肉、豚肉、牛肉、芋、カブ、キャベツ。
これらを塩も加えず地熱で煮込み、別に炊いたお米に煮込みの出汁で仕上げて、合わせていただきます。
毎日朝6時に地中に埋めたものは、正午に、正午に埋めたものは午後6時に引き上げ、それぞれ、ランチ、ディナーとしてレストランでサーブされます。
鍋のそばに、その煮込みがいただける、レストランの名前と電話番号が書かれています。
大事な煮込み料理を運ぶレストランのおじちゃんたち。かなり重そうです。
私たちはこの店を予約。店内はものすごい賑わいでした。
「正直言って、ポルトガル本土で食べるコジード(ごった煮)の方が美味しいわよ」と、何人かに言われました。
食べてみると、なるほど、かなり大味で、美味しいオリーブオイルをかけたい感じでした。
ただ、地熱だけで調理したというところが、とても面白いと思います。試してみる価値ありです!
アソーレスを訪れた際には、ぜひ試して下さい!!
これが、コジード・ダス・フルナス!
同じお店で頼んだチキンカツも美味しかったです♪