歴史を肌で感じたい!美しい町ポンテ・デ・リマ
[2019.4.15]
その名前を初めて聞いたのは、19歳の時でした。当時、一緒に住んでいたソニアから「私はポンテ・デ・リマ出身なの」と教えてもらった時、その名前をなかなか発音できず笑われたものです。Ponte de Lima。スペインから流れるリマ川に沿って広がる町で、「リマの橋」という意味があります。その名前の通り、この町には美しい中世の橋が今でも大事に使われています。
町のシンボルリマ川とローマ橋
16世紀にはマヌエル1世の命により橋が更に補強され、その状態で1989年まで使われていました。現在も修復されながら中世の橋が維持されています。
1780年に描かれたポンテ・デ・リマの様子。
少し調べてみると、この噴水は1603年に建設され1929年までは絵で描かれていた位置にあったようですが、その後、橋の近くまで移動されたようです。
さて、ポンテ・デ・リマには、1826年から続くフェイラシュ・ノヴァシュ(Feiras Novas)というお祭りが毎年9月に開催されます。当時の国王ペドロ4世が、悲しみの聖母を祭るために開催したのが始まりと言われています。お祭りの時期には屋台が川沿いにズラリとならび、連日たくさんの人が訪れ、音楽にダンス、様々なイベントが催されとても盛り上がります。特に花火が上がる夜は道という道に人が溢れ、身動きできないほどの盛り上がりを見せます。
昼間は音楽隊に出会うことができます
夜になるに連れて人が増えるのはポルトガルならでは。道に人が溢れます。
この女の子がフェイラシュ・ノヴァシュのシンボルです。
ポルトからはバスで1時間半ほど、8ユーロ前後です。ポルトからヴィアナ・ド・カステロまで電車で行き、そこからバスに乗継ぎ行くこともできます。
ポンテ・デ・リマはとても小さい町ですが、お庭や木々、広場などがとても綺麗に整備されています。昔ながらの可愛い町に行ってみたい!という方は是非訪れてみて下さいね。
普通の日の夜は、明かりが少なくてロマンチックです。
著者プロフィール
19歳の時にポルトガルに出会いすっかり虜になる。大学卒業後、日本で貿易実務、ロジスティクス、マーケティングの経験を積むが、日本とポルトガルをビジネスで繋ぎたいという気持ちが大きくなり渡ポすることを決意。ポルトガルに1年半留学しMBAを取得。在学中、現地企業やビジネスパーソンとの幅広いコネクションを築く。
現在はポルトガルジュエリーのブランド「フィリグラーナ・コン・アモール(Filigrana com Amor)」を立ち上げ、インポーターとして活動。日本とポルトガルを行き来しながら両国の情報を発信し、人・ビジネス間の交流が活発化するよう邁進中。
Web: http://www.shop.filigranacomamor.com/
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E-mail:s.kiriyama@worldfiligranakk.com
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