緑豊かな北ポルトガル
[2018.5.8]
4月下旬ごろから暖かくなり始めたポルトガル。
最近、友人の間での話題になっていることがあります。それが、北ポルトガルにあるペネダ・ジェレス国立公園(Peneda-Gerês)です。ユネスコ世界遺産の自然保護区として登録されており、散策やサイクリングなどができるよう様々なコースが用意されています。
この地区はヴィーニョ・ヴェルデ(緑のワイン)の産地でもあり、その名前の通りとても緑豊かな場所です。山に囲まれた渓谷にはブドウの段々畑が広がり、小さな村が点在しています。18世紀半ば頃の建物が残っていて、まるでおとぎ話の世界にいる様なタイムスリップした気分になります。
エコヴィア(Ecovia)と呼ばれる散策路が用意されているので、私でも迷うことなくこの大自然の中を歩くことができました。エコヴィアは、この地区にある村システロ(Sistelo)とアルコス・デ・ヴァルデヴェス(Arcos de Valdevez)やジョルダ・サン・パイオ(Jolda S.Paio)などを結ぶコースです。私はシステロからスタートしました。
近くの坂を少し上がると、村全体を眺めることができます。
村の入口にはエコヴィアの案内や、その他の散策路の案内があります。
短いコースから長いコースまで様々です。
システロの町中にあるエスピゲイロ。
いつ建てられた住居かは分かりませんが、どうやら1階は家畜部屋で人は2階に住んでいたようです。
この家の近くの細い道は階段になっていて、教会の下の川まで降りることができます。
自然と共生してきた石の壁と石の階段。
システロの村に流れるヴェス川(Rio Vez)
散策路は住民の畑のすぐそばを通ります。
上から見た段々畑。
さらに道を進むとデッキの道があり、山の中を満喫することができます。
滝のすぐ近くを通ることもできます。
どこを撮ってもとてもフォトジェニックなエコヴィアの散策路。自然が好きなポルトガル人の間で話題になるのも納得です。レストランやカフェはほとんどありませんが、その代わりにサンドイッチやお弁当を持っていき大自然の中でピクニックを楽しむことができます。
散策路について詳しくはこちら(ポルトガル語のみ)
http://trilhos.arcosdevaldevez.pt/
ちなみに、この辺りには牛もたくさんいました。
北ポルトガルの牛。道端で草を食べていたり休んでいたり。立派な角が特徴です。
緑豊かな北ポルトガル。お天気が良い日に散策してみてはいかがでしょうか。
都市とはまた違うポルトガルを楽しむことができますよ。
それではまた次回!
著者プロフィール
19歳の時にポルトガルに出会いすっかり虜になる。大学卒業後、日本で貿易実務、ロジスティクス、マーケティングの経験を積むが、日本とポルトガルをビジネスで繋ぎたいという気持ちが大きくなり渡ポすることを決意。ポルトガルに1年半留学しMBAを取得。在学中、現地企業やビジネスパーソンとの幅広いコネクションを築く。
現在はポルトガルジュエリーのブランド「フィリグラーナ・コン・アモール(Filigrana com Amor)」を立ち上げ、インポーターとして活動。日本とポルトガルを行き来しながら両国の情報を発信し、人・ビジネス間の交流が活発化するよう邁進中。
Web: http://www.shop.filigranacomamor.com/
www.eleuteriojewels.com
E-mail:s.kiriyama@worldfiligranakk.com
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