可愛いドアがいっぱい!ポルトガルの家
[2017.09.06]
ポルトガルの長い夏休みも終わり、9月になりました。
少しずつ通常モードに戻っているポルトガル。
日本の様にシルバーウィークなど秋の連休がないので、次の長期休暇はクリスマスです。ポルトガルの皆さん、頑張ってくださいね!
さて、この夏休みは私の周りでもポルトガルに行かれた方が何人かいました。
皆さん、きっとポルトガルの夏を満喫したことだと思います!
ポルトガルで街歩きをするときに、私がついつい見てしまうのが、「家のドア」です。
アパートなど小さいお家でも、可愛らしい装飾がされています。
私の経験上、よく見るタイプがこちらのような緑のドア。
こんなドアを見れば、ポルトガル!とピンとくる人もいるのではないでしょうか。
四角くて縦長、両開きのドアです。
開き具合がちょっと小さいので1人通るのがやっと、なんてこともよくあります。
素材は木製だったり、スチールだったり。
緑によく映える白い装飾がされていることが多く、自然の色合いが素敵です。
高い位置に窓があることも。こちらは片開きです。
扉の外枠が、石でできているのも趣がありますね。
次によく見るのが、木の風合いをそのまま活かしたタイプ。
なんだか歴史を感じる重厚感があります。
こちらも四角く縦長で、両開きのドアです。窓のところにはレースがかけられています。
ちなみに、ポルトガルの郵便局のマークは馬にまたがりラッパを吹く人です。
ヨーロッパの国々でよく使われるホルンだけのマークとは少しだけ違うのですが、いずれにしても平和の象徴であるようです。このお宅はあえてホルンマークを選んだのかもしれませんね。
こちらは家族経営レストランの玄関
写真右側に、馬に乗った人のマークがありますね。これがポルトガルの郵便局マークです。
こちらのドアも木製で素敵ですが、やはり目を引くのが周りのアズレージョ(ポルトガルタイル)。美しいお花の様な模様と、青と黄色の色合わせが温かい雰囲気を出しています。
こちらのお家は壁全体をアズレージョで飾っています。
アズレージョについては、こちらでも紹介していますのでのぞいてみて下さいね。
さて、ここまでの写真をよく見ると、ドアの上に番号が書かれているのが分かると思います。これは、もちろん家の番号なのですが、並び方に規則があります。
それは道を挟んで片側は奇数、もう片側は偶数となっていることです。ポルトガルの道にはほとんどストリート名があります。田舎の小さい道にもちゃんと名前がついています。
例えば探しているホテルが、「Rua Da Vitória, 8」となっている場合は、Vitória通りの偶数側だけを見て探せばいいのです。ストリート名さえ見つかれば、簡単に目的地にたどり着けるのです。
これまで紹介した緑色や木の風合いを活かしたドアは、ポルトガル北部に多くみられます。
ポルトガル発祥の地とも言われるギマランイスでも、町の広場のお家はこんな感じです。
ギマランイスのサンティアゴ広場に並ぶ家々。
また、昔の貴族の邸宅などは今でも立派な門が残っていますが、こちらも緑色が多いです。
とっても立派ですね。地方をドライブしていると突然こんなお家に出会ったりします。
また、南の方に行くと、可愛らしく青や赤に塗られたドアにも出会います。
白い壁と赤いドア。ポルトガルの青い空によく映えます。
番外編ではありますが、アヴェイロのお家はこの通り。
まるでキャンディーの様なポップなお家とドアです。
小さめで四角くて、なんだか可愛らしい。
そんなポルトガルのドア、いかがでしたか。
街歩きのひとつの楽しみとして参考にしてみて下さい。
それではまた次回!
著者プロフィール
19歳の時にポルトガルに出会いすっかり虜になる。大学卒業後、日本で貿易実務、ロジスティクス、マーケティングの経験を積むが、日本とポルトガルをビジネスで繋ぎたいという気持ちが大きくなり渡ポすることを決意。ポルトガルに1年半留学しMBAを取得。在学中、現地企業やビジネスパーソンとの幅広いコネクションを築く。
現在はポルトガルジュエリーのブランド「フィリグラーナ・コン・アモール(Filigrana com Amor)」を立ち上げ、インポーターとして活動。日本とポルトガルを行き来しながら両国の情報を発信し、人・ビジネス間の交流が活発化するよう邁進中。
Web: www.filigranacomamor.com
www.eleuteriojewels.com
E-mail:s.kiriyama@worldfiligranakk.com