ポルトガル人のソウルフード、バカリャウ!(Bacalhau)
2015.11.16
皆さん、こんにちは!さちこです。
私はポルトガルに行くと必ず食べる食べ物があります。
それはこの白い塊なのですが・・・
ポルトガルのスーパーには必ずこの白いコーナーがあります
これ、実はタラです。しかも干したタラ。
タラはポルトガルでは国民的な食べ物で、
その食べ方はなんと365日違うレシピが出せるほどバラエティがあります。
日本でもお馴染のタラですが、さすがにそこまでのレシピはないですよね。
ポルトガルでは、カフェやレストラン、食堂などでは、ほとんどの場合タラ料理はメニューにあります。
大西洋に面したポルトガルでは、西欧の中でも特に多くの魚介料理があることで知られていますが、魚介類の消費量の約40%がタラだと聞きます。しかもポルトガル人の1人当たりの魚介類の消費量は日本人より多いことで知られているので、本当にたくさんのタラが消費されているのがわかります。ちなみにタラの消費量は世界1位とのこと。人口1050万人くらいの国なのに、すごいですね。
もともとは大航海時代に長期保存をするために塩漬けされたタラでしたが、貿易用のアイテムとしても使われるようになり、どんどん拡がっていったようです。今では中南米でも食べられています。
そこで今日は、ポルトガルに行ったら是非試してもらいたいタラ料理トップ3をご紹介します。
まず第1位がBacalhau à Brás(バカリャウ・ア・ブラス)
バカリャウ・ア・ブラス どこでも食べられる定番の味です
これはポルトガルで一番の定番タラ料理です!
タラと玉ねぎ、ジャガイモのフライ(細切りポテトチップス)を炒めて卵でとじた、とってもシンプルな料理ですが、しつこくなくパクパク食べてしまいますよ。
第2位がBacalhau à Braga(バカリャウ・ア・ブラガ)
バカリャウ・ア・ブラガ トッピングでタラが埋もれてしまっていますが、大体こんな感じで出てきます
こちらはタラを大胆に素揚げし、トッピングに玉ねぎやパプリカの炒めや、厚切りポテトのフライをたっぷり乗せた料理です。タラの皮がサクッとしていて美味しいですよ。
但し、すごいボリュームなので注文するときは誰かとシェアをすることをおすすめします。写真は1プレートですが、2人でも食べきれませんでした。
第3位がBacalhau com Broa(バカリャウ・コン・ブロア)
バカリャウ・コン・ブロア オリーブオイルをたっぷり入れてオーブンで焼きます
私が個人的には一番好きな料理です。
タラの上に、ニンニクやオリーブオイル、玉ねぎ、コーンパンのパン粉などを刻んで混ぜたペーストを乗せて、付け合わせのジャガイモやほうれん草などと一緒にこんがり焼きます。
オリーブオイルたっぷりでとっても美味しいですが、こちらもボリュームがあるので注文する前にどのくらいの量なのかお店の人に聞くことおすすめします。
いかがでしたか?
タラ料理の注文に迷ったときは参考にしてみて下さいね。
著者プロフィール
19歳の時にポルトガルに出会いすっかり虜になる。大学卒業後、日本で貿易実務、ロジスティクス、マーケティングの経験を積むが、日本とポルトガルをビジネスで繋ぎたいという気持ちが大きくなり渡ポすることを決意。ポルトガルに1年半留学しMBAを取得。在学中、現地企業やビジネスパーソンとの幅広いコネクションを築く。
現在はポルトガルジュエリーのブランド「フィリグラーナ・コン・アモール(Filigrana com Amor)」を立ち上げ、インポーターとして活動。日本とポルトガルを行き来しながら両国の情報を発信し、人・ビジネス間の交流が活発化するよう邁進中。
Web: www.filigranacomamor.com
www.eleuteriojewels.com
E-mail:s.kiriyama@worldfiligranakk.com