ポルトガルのクリスマスは、家族が集まって、ゆっくりたっぷりごちそうを食べてお祝いします。
メニューはチキンでなく、バカリャオ(ポルトガルの国民食、干しダラ)を食べることが多く、女性たちはこの日のビッグディナーのために、朝からずっとキッチンにこもっているそうですよ。
この(↓)写真は、ポルトガルのお友達にもらった写真です。ステーキほど分厚いバカリャオに、ゆでた卵、キャベツ、お芋、お野菜を添えて、オリーブオイルをたっぷりかけて頂きます。
このようにボリュームのあるお魚料理には、白ワインではなく、赤ワインがよく合います。
一方、ここ日本では、祝日の23日に両親や家族を呼んで、クリスマスランチを行うのが例年のパターン。
今年は、牡蠣のオリーブオイル漬け、豚とあさりのアレンテージョ炒めなど、丹田いづみさんのレシピを活用させていただき、ヴィーニョ・ヴェルデの新酒NOVO2015で乾杯しました。
新酒NOVO20154
牡蠣のCARMオリーブオイル漬け
マッサが大活躍、豚とあさりのアレンテージョ炒め
メインのお料理には、先日発売したブサコパレスホテルのワインを頂きました。(少量入荷のワインを頂くのは恐縮でしたが、ラベル不良があったので、そちらを・・!)
デカンティングして飲みましたが、口の中で花が咲くような、あでやかで格別の味わいでした。
ブサコパレスホテルのワイン
話は新酒NOVO2015に戻りますが、このワインは、発泡していないので、開けてその日のうちに飲んでしまわなくても、翌日も、数日経っても美味しく飲める、ということに、ふと気づきました。
日本(メルカード・ポルトガル)のためだけに、特別に仕込み、瓶詰してもらった、ヴィーニョヴェルデの新酒ノヴォ2015。
当初は、「せっかくヴィーニョヴェルデなのだから発泡していてほしい」と、生産者パウロさんにリクエストしましたが、
「あえて発泡はなしで、ブドウ本来の味わい、ミネラル感を楽しめるものにしよう」と、
発泡無しのワインとなりました。
パウロさんの狙いどおり、実にブドウの良さが全面に出ているアロマティック(香り豊か)で、ミネラル感を楽しめるワインに仕上がりました。
これが発泡していたら、爽快感が加わり、別の印象になっていたと思います。
なので、発泡していなくてよかったと、結果的には思います。
空けたその日に飲み切らなくても翌日、数日経ってから飲んでも、まろかやな味わいでとても美味しくいただけるのです!
普段ワインを飲みなれない方でも素直に楽しんでいただける、ピュアな味わいです。
2015年も残りわずか!頑張って走り切りましょう!