ジープで畑を案内してくれたCARMのフィリッペ氏
11月12日-21日、ポルトガルへ行ってきました。今回の一番の目的は、CARMのオリーブ収穫を見ることでした。そう、ブドウより遅く、オリーブはちょうど今が収穫期。
オリーブオイルは毎年出来不出来がある、自然の産物。
私はこのオリーブオイルを生産者から直輸入しているし、メルカード・ポルトガルにとって大切な商品なので、毎年とは言わなくとも、可能な限り足を運びたいし、それが実に大切だと思うのです。
ビスパード畑をバックに
訪れた時、CARMはオリーブの収穫が始まって3週間めでした。
昨年は世界的にオリーブが不作の中、なんとか例年並みの品質を保つことができたCARM。
生産者のフィリッペ氏いわく、今年は前年比で、質、量ともに若干伸びるのではないか、とのことでした。
一年を通して雨が少なかったため、オリーブの実が小さく、乾いていたが、9月の最初の15日間に雨が降ったため、オリーブの成熟に優位に働き、最後の最後にこの雨に助けられたそうです。
絞りたてのオリーブオイルも試食しましたが、絞りたてならではの、生き生きと青くフレッシュな香りと味わい、また、アグレッシブ(辛味、苦味が強い)な味わいでした。
オリーブオイルは、「フルーティさ、辛味、苦味」のバランスが良くなるように、ブレンドをしてから、瓶詰し、日本に届きます。
お届けできるのは来春ですが、どうぞ楽しみにお待ちくださいね。
絞りたてのオリーブオイル
この他に、今回はヴィーニョ・ヴェルデの新酒NOVOの試飲や、ポートワインのケヴェドが新しくブドウの木を植えるために段々畑を作るところなどを見ることができました。
NOVOの生産者パウロさん、築500年の家の前で
いつも爽やかなオスカー・ケヴェドさん
詳しくはまた改めてご報告したいと思います。
さて、余談ですが、今回の出張は往復共にアリタリア空港イタリアのミラノ経由でした。
往きは生まれて初めて、預けた荷物が出てこない(=ロスト・バゲージ!)というハプニングに会いました!
強度近視の私にとって致命的なのはコンタクトレンズ。幸い、使い捨てコンタクトレンズとメガネを手荷物に入れておいたので(ロングフライトなので)、なんとかなりました。
他のヨーロッパの国々はよくわかりませんが、ポルトガルのホテルはたいていどこもシャンプーやボディソープはあるものの、歯ブラシは付いていません。それが、受付に言えばもらえる、ということがわかりました!
荷物は無事に翌日夜10時過ぎに届きました。ダメージもなく、よかったです。