4/16、In Douro Wine Export Business 初日を迎えました。
ポルトガル北部のドウロ地方は、古くからワイン造りが盛んな地域です。
1756年には世界で初めてワイン産地として原産地呼称を認定された地域でもあります。
ドウロ川沿いの急な渓谷に階段状に畑が切り開かれており、この素晴らしい歴史と景色は、ドウロならでのものです。
ドウロ川上流のワイン生産地域は、2001年ユネスコの世界遺産にも登録されています。
ドウロのワインの歴史はポートワインの歴史。17世紀頃からポルトの町からイギリスに出荷されていた「ポートワイン」は、長いこと、大手のメーカーが独占していました。1986年まで、ワインはポルトの町からしか出荷ができなかったのです。
そのためドウロ川流域に点在する小規模な生産者たちは、自分たちのブドウやワインを大手のポートワインメーカーに販売していたのです。
ところが、ポルトガルがEUに加盟することで、法律が変わり、小さな生産者たちが自分たちのブランドのワインを瓶詰め、出荷できるようになりました。
今回のイベントは、輸出はこれから、またはもっと力を入れていきたい、と考えているワイン生産者たちのために、世界各地からワインインポーターを呼び寄せ、「マッチメイキング」させる、いわば、お見合いのような企画でした。
初日は、42社あまりの生産者がずらりと並んだ会場で、インポーターが順番に回って、簡単に挨拶をする「スピード・ミーティング」。生産者の持ち時間は4分。インポーターは20人強。4分経つと、合図にこの大きな太鼓が鳴ります。
ケヴェドも出展していました。
オスカーの姉で醸造家のクラウディアさん。
試飲はなく、話だけでしたが、このスピード・ミーティング、結構疲れました。
その後は、ジャンタール(夕飯)。各社自慢のワインを持っていき、自由に試飲ができます。
日本の結婚式の披露宴のように、丸テーブルがいくつかあり、好きな席に座ります。
この日は、女子の多いテーブルに座りました。
この中でも「4か月の娘がいるの、パパ、きちんと面倒見ていてくれているかしら」、なんて、ワーキングマザーが数人いて、共感を覚えました。
スープ→メイン→デザート。でも終わったら23時ころでした。
翌日は先ほどの会場で、自由に試飲をする、メインの日です。