現在のポルトガルの状況
~ポルトガルの生産者に聞いてみました~
(2020年4月)
ヴィーニョス・ノルテのヴェラさんと、2019年秋ポルトにてドウロ川の絶景をバックに
この記事を読んで下さっている皆様と皆様のご家族、近しい方々がご無事であることを願っております。
ポルトガルは、今、非常事態宣言にあり、70才以上の人は外出を禁止されているそうです。
幸い、物の動きは止まっていないので、生産者たちは制約がある中で、「可能な限りいつも通り」を目指して、商品の生産、出荷に努め、輸出も行ってくれています。
弊社としても、いつも通りに、ポルトガルのワインや食材を販売することが使命だと思い、頑張って参ります!
最近は、ポルトガルの生産者とEmail等でやりとりをするたびに、お互いのコロナに関する状況を確認しています。
せっかくなので、以下、ご紹介します。
ヴィーニョス・ノルテのヴェラさんは、
●ぶどう畑での作業は密ではないので、通常通り。ぶどうは待ってくれないので、止めるわけにはいかない。
●ワイナリーでの作業は、交代制で衛生管理を徹底して行っている。
●飲食店向けのワインの売り上げが落ち込んでしまったが、テイクアウトを始めるところも出てきて、オンラインでのワインの注文も増えてきている。
●制約は色々とあるが、皆が常に「明日」に向かって精いっぱい頑張っている。
そして、
●年老いた祖母と両親に会えなくて気がかりだけど、世界が一丸となってこの状況を乗り越えることができると信じている、そしてその時には世界はきっともっと近くなっているはず。
と、前向きな人柄がにじみ出るコメントを述べてくれました。
いつでも家族総出で歓待してくれるヴィーニョス・ノルテのヴェラ一家
また、ワインスペシャリストのカルロスは、
●もうこの生活に飽きてきた!この状況が終わったら、僕は盛大なフェスタ(パーティ)を開くんだ。ヒロノも招待するからおいで。
と、冗談交じりに、本音を語ってくれました。これは、頑張って自粛生活を行っている誰もが思っていることですね。
生産者たちは試飲会などのイベントが中止になっていますが、みんな前を向いて頑張ってます。
一日も早い事態の収束を願いながら、自分と家族の安全を最優先して、この難題を乗り越えていきたいと思います。
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ワインスペシャリストのカルロス(左)、カーザ・デ・パッソスの生産者パウロ(右)と
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